ブライトリングにおいてUTCというのは、ブレスレットに埋め込まれた補助時計を指します。
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でも、本来の用語の定義はちょっと違うんです。

ちょっと難しいんですが、

現在世界標準として使用されている標準時はUTC: Coordinated Universal Time (協定世界時) です。日本標準時はUTC+ 9 時間となっています。さらにUTCは TAI(国際原子時) をベースとしており、それに適時閏秒 (leap second) を加えたものです。
GMT(グリニッジ標準時) はその世界標準時としての役割をすでに原子時を元にしたUTCによってとって代わられており、学術的には消滅してしまいました。にもかかわらず広く一般的に流布した言葉であるため 本来GMTとすべきところに使用されることが多々あります。



結局、現在の世界標準時としてみなさんが使っている言葉GMTの本来の呼び方が「UTC」なんです。

先日、お客様でパイロットの方が来店されました。
やはり、ブライトリングを購入予定だそうです。
職業柄、第2時間帯表示機能は絶対必要とおっしゃっていました。

そうなんです、UTCはパイロットにとって必要な装備なんです。
離陸した瞬間、管制塔からの指示やフライトスケジュールはすべてUTC(標準時)をもとに行われるのです。
一つの時間しか表示できないモノだと、いちいち9時間遡る計算をしなくてはならないわずらわしさを避けるためにも必要な装備なのです。


ブライトリングもUTCやGMT機能をもった時計こそ真のパイロットウォッチと呼べるのだと再認識した瞬間でした。


もっと深く知りたい人への解説:
世界時は、天文観測に基づきイギリスのグリニッジを通る本初子午線に対する平均太陽時角に12時を加えたもので表される世界共通の時間で、UT(Universal time)と呼ばれます。そしてGMT(グリニッジ平均時:Greenwich mean time)は英国のグリニッジ(経度0度)の地方平均時(平均太陽が南中する時を正午とする)のことで、一般的な意味合いではUTと同義語と考えても良いと思われます。
原子時はセシウム原子の振動数を基準にした時系で、1年に百万分の1秒ほども狂わない高精度な原子時計が開発されています。そして原子時計が開発された結果、地球の自転速度にふらつきがあることがわかり、秒の単位が常に変動してしまう世界時を用い続けることに様々な問題が生じてきました。
そのために基準時計として最も安定した原子時計が採用され、1958年1月1日0時0分0秒の世界時を原点としてスタートしたのが国際原子時です。(国際原子時は、世界各国で管理されている原子時計を国際比較して平均化したもので、各国の原子時はこの国際原子時とあとから比較され、その違いが百万分の1秒以内になるように国際的合意がされています。)
しかしこの国際原子時をそのまま使用していると、地球の自転速度の変動で次第に世界時とのずれが大きくなり、実生活上の不都合が生じてきます。そこで国際原子時と世界時の誤差が0.9秒以上ならないようにうるう秒で調整をしたのがUTC(協定世界時:Coordinated universal time)です。つまり時間の基準は原子時の精度を保ちながら、太陽の運行と時間の表示がさほど狂わないように調整したもので、日常に使われている時間はこのUTCです。